羊毛フェルトのキットを買ったんだけど…
ニードル針ってどんな風に使っていいのか分からないよ~
その悩み解決しますよ。
私も最初はどれくらいの回数や深さで刺せばいいのかわからず、ヘニャヘニャな作品を作ってしまったことがあります。
これを知っていれば思い通りの作品を作れるようになりますよ!
同じ羊毛フェルトの量でもこんなに差が出る!
2つボールを見比べてみて下さい。
どちらが多くの羊毛フェルトを使っているように見えますか?
左のボールは大きくて、右は小さいね。
だから左のほうが多く使ってるんでしょ?
そう思いますよね。
でもどちらも同じ量の羊毛フェルトを使っているんです。
この2つのボールは15gの羊毛フェルトを同じニードル針で作成しています。
なぜこんなに大きさに違いが出るのでしょうか?
ニードル針の基本の使い方を知ろう
ニードル針の刺し方の基本
ニードル針の使い方の基本は
まっすぐ刺したらまっすぐ抜くのが基本です。
刺すときに横方向に力が入ったり、抜くときに斜めの方向に力が入ると針は簡単に
ポキッと折れてしまいます。
この折れた時のショックは大きい‥そして羊毛フェルトに埋もれてしまった時が悲惨なんですよね…
これがニードル針を扱う時の基本です。
次にニードル針の刺す深さについて説明します。
ニードル針の刺す深さと特徴
ニードル針の刺す深さによって羊毛フェルトの縮絨(固まり方)が変わります。
刺す深さは大きく分けて3種類
- 深刺し
- 中刺し
- 浅刺し
作品作りの際の基本的な手順は
①刺し始めは深く刺す→②ある程度固まったら羊毛の中くらいまで刺す→③形が出来上がったら浅く刺して表面をきれいに仕上げる
厳密にいうと作品のクオリティを上げるためにはニードル針を目的ごとに使い分ける必要がありますが
初心者さんにおすすめしているレギュラー針でも十分に仕上げることが出来ます。
先ほど見比べてもらった2つのボールをもう一度見てみて下さい。
2つのボールを作成した時のニードル針の使い方の違いです。
左のボール | 右のボール | |
針を刺す回数 | 少なめ | 多め |
針を刺す深さ | 浅め | 深い |
出来上がった羊毛フェルトを握ると硬さにこれだけの差が出てきます。
左のボールは握るとすぐにつぶれる
右のボールは簡単にはつぶれない
私は作品のイメージに合わせてこんな風に使い分けていますよ!
ふわっとした作品を作りたいなら、刺す回数や刺す深さを浅くする
しっかりとした作品を作りたいなら刺す回数を増やして深く刺す
ニードル針の使い方を知っているだけで、作品のイメージがグンっと変わりますよね!
まとめ
ニードル針のきほんの使い方は
まっすぐ刺してまっすぐ抜くこと
刺す回数を意識する事
刺す深さを意識する事
この3つを意識するだけでも作品のクオリティは格段に上がります。
まだまだ奥が深い基本のボールの作り方はこちらからご覧ください。